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Channel: 総天然色・魔人スドォの円盤-3D
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【ネタバレあり】『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』

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【ネタバレあり】『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』     【ストーリー】 元天才外科医の魔術師ドクター・ストレンジは、禁断の呪文で時空を歪ませてしまう。 “マルチバース”と呼ばれる未知への扉を開けた彼は、変わってしまった世界を元に戻すため、仲間たちに助けを求める。 しかし、彼らの力ではどうにもならない脅威が迫っていた。   映像ソフトが発売となりましたので、【ネタバレ解禁】のレビューとなります。 他の人では見ない目線からの話をさせて頂きたいと思います。 ←それは私が変人だからなのだろうかぁ~? 『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(ネタバレなし)』 ←クリック!     私は...「闇堕ち」する話が大好きで御座います。 『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーことアナキン然り、  『セブン』 『ブレイブ・ワン』 『クロニクル』、『サイレントヒル』のボスキャラ等など... 私が『アナ雪』のエルサが好きなのも、「半闇堕ち」話なのですからネ~(^_^;) ■もし、エルサが暗黒面に堕ちていたのなら...? ←クリック!     そういう意味で、『アナ雪』のエルサと、 『ドクター・ストレンジ MoM』のワンダは似ていると思うのは私だけだろうかぁ~? 強力な「力」を持つ者が、負の感情に捕らわれて「闇」に堕ちてしまう...または堕ちそうになる。 魔女繋がりというのもあるしネ~。 ↑(大抵の「闇堕ち」作品の場合、最終的には不幸な結果が待ち構えている。 そういう意味では、『アナ雪』は数少ないハッピーエンドの作品と言えよう。)   人っていう奴は、悲しい出来事の一つでは闇堕ちはしない。幾つかの悲しい思いが「暗黒面」へと誘う。 ワンダの今迄の経歴で言えば不幸の連続で、人っていう奴は悲しい出来事が2波3波と重なることで意外に脆く闇落ちする。 MCUドラマ『ワンダヴィジョン』では、この「闇」設定の詳細を知ることが出来るのですよ~。 ↑(ワンダは弟の死、『シビル・ウォー』の戦闘で巻き添えにより多数一般人の死者を出す。 そして極め付けが愛するヴィジョンを自らの手で破壊...それは無駄死になることに。 そこからの『ワンダヴィジョン』で幸せな家庭を構築するのだが、彼女はそれさえも失うことに...)   別バースの子供らに逃げ道を見出すところが、よりワンダの追いつめられている精神状態の最悪さが見て取れて心が痛む。 「息子たちが病気になった時の為に、マルチバースの何処かに治療法がある」からとか? 自己正当化する為にトチ狂ったことを言ってるとこなど、もう他人ごととは思えなく感情移入が半端ない。  まるで私が闇落ちしたことが有るかのような言いようですが、 ここで、彼女(ワンダ)に同情するか?しないか?で、話の評価が大きく変わって来るでのでありましょう。     あんまり『ワンダヴィジョン』を観ていないことを取り上げるのは芳しくないとは思っているのだが、 実際に他の人の批判的なレビューを見てると、この『ワンダヴィジョン』を見ていない = 彼女の行動に同情(理解)できない部分が目に付くのです。 基本的に彼女は以前のワンダではなく、 禁断の書ダークホールドの力で、「ワンダ(強化人間)」→「スカーレット・ウィッチ(魔女)」にクラスチェンジしており、 魔(邪悪)の属性に変わっているのである。 (元から一対一でサノスに勝つぐらい強いが、魔法の力も使用でき10倍強くなっている...と思う。) 『ワンダヴィジョン』を観て置かないと、この辺りの「闇」設定がスルー状態になるのです。 ↑(この辺りの設定が、サム・ライミ監督の『死霊のはらわた』色が感じられる好きなポイント。)     ...と言う訳で、私はワンダ目線で、この作品を視聴していた訳なのです。 決して派手なVFXアクションだけでなく、人間ドラマ部分も好みなんですよネ~。 (これが俗にいう、『ドクター・ストレンジ MoM』ではなく、『ワンダヴィジョン2』と言われる由縁なのでありましょう。) ああ~これにて又一つ、私の好きな「闇堕ち」作品と巡り会うことが出来ました...うまうま♪

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