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Channel: 総天然色・魔人スドォの円盤-3D
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『マイティ・ソー バトルロイヤル』 3D映像評価

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『マイティ・ソー バトルロイヤル』 3D映像評価




視差のあまりにもの奥深さに、目がクラクラする!
3D映画には、 「人に優しい3D普及のための3D安全ガイドライン」 という決め事があり、
この規制により、3D映画の視差の強さが緩めに作られる傾向になってしまい、
この規制は 『アバター』 以後に決められ、これ以降3D映画を 「飛び出さない」 ものとし、ダメにして来ました。
それが今迄あった、視差の強さの規制はなんだったのであろう?
主に視差の奥深さ、この 『マイティ・ソー バトルロイヤル』 の3D映像はヤバくな~い?というぐらい奥が深いのである。
( 【注意】 実際には、視差の規制範囲なのかも知れません。その場合、今迄の3D映画の視差の奥行きの浅さはどういうことでありましょう?)

全体を通して視差はかなり強め、上記で述べたように奥行は有り得ないほど深く、飛び出しの演出も多数用意されている。
映像は美しく鮮明、見比べれば違いはあるだろうが2Dでの映像と遜色は感じられず、全くストレスを感じさせない。
派手なVFX映像が目白押しの作品なので、その分派手な3D映像演出のオンパレードとなっております。



これだけ3D映像のクオリティが高いと、
テレビモニター・プロジェクターの大型スクリーン・PSVRのどれで視聴しても、質の高い3D映像が堪能できます。
最近良く考えるのですが、「3D映像はスクリーンが大きいほど良い」 の定義が如何なものかと思えます。
55インチのモニターでの視聴はあまりにも映像が美しく、PSVRの圧倒的な没入力 & 迫力は100インチスクリーンの迫力を超える。
今回、PSVRの視聴にて元が高画質な映像の作品なので、解像度は低いものの見比べない限りその映像は美しく、
全編を通して圧倒的迫力と高画質な3D映像で楽しむことができます。
PSVRのD映像の視聴デバイスとしての価値の高さを実感できます。


この 『マイティ・ソー バトルロイヤル』 の3D映像の凄さは、基本たる3D映像のクオリティの高さもあるのだが、
その計算された3D映像の演出によるところにもあるのです。

 ↑ 飛び出し具合は、奥深さほど過剰には出てこないんだけどネ~。
  しかしながら、奥行きが異常に深いため、印象的にはかなり飛び出てるように感じます。
  (あくまでも画像はイメージです。実際には、このシーンはビスタサイズです。)
【補足】 実際には、3D版はシネスコタイプとビスタサイズの混合です。 3D版の方が迫力の映像が堪能できます。

これでもか!と言うぐらいのド派手な数ある3D演出されたシーンの数々...
↓(これ等はまだ、ほんの一部にすぎない。)
    ←2DのSAMPL画像クリック!
その映像は明らかに3D映像を熟知し、構図・絵図ら等、考え抜かれた演出が施されております。
    
↓ その中でも私が声を大にしてお勧めしたい、派手な3D演出をされたシーンがこれ。

死の神ヘラがその姿を現し、ロキの計らいでひとまずアスガルドに撤退!
しかし、追ってきたヘラとワームホール内でのバトルするシーンが凄まじい。
視差の規制などお構いなしの過激な3D映像に、脳内の視覚領域が刺激を受けアドレナリンが大量に分泌される。
この脳内の過剰なほどの興奮がスイッチとなり、有り得ないほどのドラマへの没入力が得られるのであります。
もちろん、これは人によって個人差があるのだろうが、
この作品の3D映像はヤバイ!!!!
(そういう意味で、視差の強さの規制ってのがあるのでしょうネ~。(^_^;))

そういう話を抜きにしても、奥行きが深く、1つ1つの対象物の視差が正確につくり込まれているだけで、
ソーやハルクたちの1つ1つの動きが、
まるでそこに本当にいるかのように演出され、絶対に2Dでは味わえない迫力の臨場感のあるアクションになっています。
1度この3Dで観てしまうと2Dでは物足りなさを感じてしまい、もう2Dにな戻れない。
ストーリー・派手なVFX映像アクション・場を盛り上げる印象的な音楽・クオリティの高い3D映像、
これらの要素が相まって、尋常ではない素晴らし3D作品に仕上がっております...絶賛!



う~~ん...それにしても、このクオリティの高い3D映像の 『マイティ・ソー バトルロイヤル』 の評価が、
この3Dソフトが発売されて買うまで、その噂が私の耳に全く流れてこないとはどういうことだい?
(まあ、映画館で観る3D映像と、ソフトで発売される3D映像は調整が入ったりしてて別物の時がありますからネ~。)
もう、どんだけ~3D映画が衰退したのでありましょう?まだ、IMAXでは3D映画を公開しているのでありましょう?
これだけ質の高い3D作品が、多くの人の目に触れないで過ぎ去ってしまうのが実に勿体ないたらありゃ~しない!

...という訳で、幾分か過剰(大袈裟)な物言いになってはいますが、 ←おい!
MUC(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中で間違いなくトップレベルの3D映像となっております。
この作品を観て、 「3D映画って大したことない」 という人はまずいないでありましょう。
また1つ、3D映画史に残る作品が誕生致しました。
3D映画ファンなら絶対に買わなくてはいけない作品だよ~・・・えっ、値段が高いって~? 確かに...(^_^;)

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